【インタビュー】株式会社Major7th 代表取締役 丸尾 浩一氏(1/1ページ) - Widge Media

【インタビュー】株式会社Major7th 代表取締役 丸尾 浩一氏(1/1ページ)

記事紹介

支援家の立場から見た理想のCFO像や、コーポレート部門に期待することなど、「企業価値向上を担うコーポレート部門のあり方」というテーマで、様々な見解をお話しいただく専門特集。
株式会社Major7th 代表取締役 丸尾 浩一氏に、日々の活動の中で感じる率直な思いを伺った。

※インタビュアー/株式会社Widge 代表取締役 柳橋 貴之

(オンラインをベースに、撮影側のマスク着用、ソーシャルディスタンス等、感染対策を十分に施した上でインタビューを実施しております。)

早速ですが、丸尾さんの今までの軌跡やご経験をお聞かせください。

私は大阪生まれで、1984年に関西学院大学を卒業し、新卒で大和証券(株)に入社しました。最初は神戸支店に配属されて4年ほど勤務しました。その後、大阪の京橋支店へ転勤になって、そこで6年在籍したので、入社から10年ほどリテール営業をしていたことになります。リテール時代は、会社都合の営業スタイルはあまり取らずに、お客様目線を強く意識した営業マンだったと思います。

当時、仕事の上で特に意識されていたことはありましたか。

今の会社のキャッチフレーズでもあり、私の信念・理念でもあるのですが、「For Clients」ですね。お客さまがあってこその会社。それは証券会社時代も同様、お客さまのためになることをやるべきで、それが結果的に会社のためにもなってくる、そう思っていました。社会的地位のある証券会社こそ、お客さまのために動くべきだという考えは、当時から強かったですね。

当時、証券会社も大卒採用が本格的になって、NTTの民営化、のちにはJTも出てきたりと、まさに株式の民主化元年の頃だったと思います。日経平均がまだ1万円に届いていなかったのですが、論理的に考えて中長期に値上がりが見込めそうな銘柄を勧めていましたね。とにかく売らせないで持っておいていただく。これは徹底していました。

長期に保有いただくということですね。

はい。株式をゲーム感覚で売買しながら少しずつ儲けようというお客さまも当然いましたし、それによってこちらも手数料で稼ぐという考え方もありましたが、あくまで資産形成ですからね。

幸いなことに、株はどんどん上がっていって、日経平均も4万円位までいきました。その結果、含み益が増えるので、1~2年経つ頃にはお客さまからの信頼も厚くなっていきましたね。世の中が上昇相場だったということもありますが、お客さまからもだいぶ信頼を得られていたと思います。

たしかに大きな信頼に繋がっていくのが分かります。

神戸支店時代は主に電力株を勧めていたので、自らを「ミスター電力(電力株)」と呼んでいましたし、京橋支店時代は「ミスターアイアン(鉄鋼株)」と呼んでいましたよ(笑)。

日替わりで売り買いしてもらうために、毎日いろいろと銘柄を変えるという提案もありますが、私は徹底的にブレずにやっていました。仮にその日が安ければ「仕込んでおきましょう」というような具合に、首尾一貫していましたね。

株式会社Major7th 代表取締役  丸尾 浩一氏

素晴らしいですね。

ここまでが、私の10年リテール時代です。

その後のお客さまは法人が主になるので、財テク(財務テクノロジー)を提案していましたね。個人の家ではなく、町の会社に飛び込み営業で社長と話をさせてもらい、「財テクをやりましょう!今時、財テクをされていないところなんてないですよ!」というような話をしていました。

お客様がリテールから法人へ変わられたのですね。

当時の上司(支店長)から「事業法人部に行った方が良い」と勧められて、異動願いを出してみたら即刻異動することになりました。結果、そこには12年半在籍することになるのですが、前の京橋支店では課長として従事していて、事業法人部では課長からライン部長になります。在籍期間中、大阪にある大半の大手企業を担当していましたね。

すごいですね。

ただ、事業法人部当時の上司に、「丸尾はずっと大阪を希望しているけど、このままだと役員になれないぞ」と言われたので、「それも微妙だな」と思って、東京への異動志願をしたんです。それが叶わないのなら一生大阪で構わないとも言いました。

そこはもう言い切られたのですね。

はい。すると、2006年に東京への打診を受けました。ITセクターの担当部長ということで。

そこで、12年半勤めていた大阪を離れることになったんです。

ここから東京でのお仕事が始まったということですね。

正直、名もないIT企業の担当部長にされて、「これは左遷だな」と思いましたよ(笑)。生意気だったので。でも、大和証券は2000年からIT業界に力を入れていて、多くの企業の主幹事を担当していました。私はそれまで大阪しか知らなかったので、ITのことも全然分からなかったんです。

ずっと大手企業を担当されていたので、はじめは戸惑いがありますよね。

そうですね。いきなりこんなに小さな会社か…という思いがありました。今思えば、全然世の中のことが分かっていなかったんです。まさに井の中の蛙ですね。

ただ、そのご経験が財産になっていると。

そうですね。東京・大阪の両大企業とのコネクションがあるというところが、ひょっとすると私の財産なんだろうなと感じています。IT、通信、小売、サービス、船舶、航空など、役職が上がるにつれて、担当させていただく企業も幅広くなっていきました。

例えば、日本航空の再上場に関しては、私が執行役員時に対応したものになります。また、楽天(グループ株式会社)の2000億円の公募増資の主幹事を拝命したり、(株)サイバーエージェントが傘下に抱えていたFX企業をヤフー(株)にM&A で売却する支援なども行いました。GMOインターネットグループ(株)でいえば、12社上場会社がある中で、6社は私がIPOを支援しています。

本当に幅広い実績ですよね。国内のIT銘柄を成長させてきた功績は非常に大きいように感じています。

今では多くの方々が私のことを「IPOの専門家」のように仰ってくださるのですが、実はプレーヤーとしては、東京・大阪の上場会社のファイナンス・M&Aの担当しかやっていないんですよ。

40代の半ばまでずっと大阪にいたので、「大阪の丸尾」という印象をお持ちの方もまだまだ多くいらっしゃるのですが、私のことをよく知っている方々は「ITの丸尾」と呼んでくださっていますね。

「ITの丸尾」という顔も持ち、執行役員になるタイミングで「IPOも見てほしい」と言われたので、兼務をしながら管理管掌は行っていましたが、担当者としては、1回も株式公開をやったことがないんです。

そうだったのですね。

はい。でも実は、証券会社の業務の中で、IPOが一番「For Clients」なのではないかと思っています。

なぜなら、何年も付き添って上場まで辿り着くことで、何も価値のなかった株がすごい価値を持つことになる。これこそ、世の中のため、クライアントのために、一生懸命時間を割く意味が本質的にあると思いますし、証券会社の中で最もやりがいのある仕事ではないかと私は思っているんです。

一緒に走っていった先の成果幅が大きいということですよね。

そうですね。ただ、IPOの場合は、今日明日の話ではなくて、長ければ7~10年掛かる。すぐに買って売って儲けるというような花形の部署ではないんですよね。

その中で、しっかりとコミットして尽力されてこられていたこと、私もそうですし、たくさんの方々が見ていたと思います。

そうおっしゃっていただけると大変ありがたいですね。

やはり、上場会社の担当役員をやりながら、IPOの担当役員もやっていたので、行き届かない部分が沢山ありました。時間がどうしても上場会社に取られてしまうんです。私としても必死に働きましたし、コミュニケーションの量は減らしたくなかった。毎晩18時くらいから大手企業の役員と会食して、その後、21時からITベンチャーの方々と会食みたいなことはよくありました。

ダブルヘッダーですか(笑)。

はい(笑)。日曜日も、大企業の方々とゴルフをプレーした後、夕方からスタートアップの方々と会食するというようなスケジュールでしたね。

さすがですね。お客さまとの関係性をとても大切にされていたということですね。

私は在籍期間が長いので、10年前に知り合った方も、その会社で役割や立場も変わっていく。証券会社の中でも、担当がどんどん変わっていくのですが、「なぜか丸尾は変わらずにいる」という認識をお持ちいただいておりました。

徹底的にお客さまのためにやるということですね。もちろん叶わない場合もあるのですが、お客さまが会いたいというなら動く。こういった思いで長年やってきたので、多少お客さまの信頼を得られてきたんだと思います。

-素晴らしいです。本当に「For Clients」というところが一貫していますね。

私の信念は「お客さまのため」なので、死ぬほど汗をかけば、お客さまは私を評価してくれると信じていました。結果M&Aなどの仕事にも繋がるんですよね。人の魅力で引っ張っていくのが私の仕事かもしれないです。

専務というお立場でしたからね。

東京での10年で専務のポストに就きましたね。そして、一度大阪に戻って2年勤務しています。そのあと、IPO専任役員として再度3年ほど従事することになるのですが、退職したあとも1年間エグゼクティブアドバイザーとして雇用を継続してくれています。大和証券には感謝しかありませんね。

丸尾さんが改めて東京に戻られてから、大和さんのIPOがさらに強くなったと感じました。

私自身はそこまでの感覚はなかったのですが、「大和証券のIPOがまた強くなった」というお声は非常に多くいただきましたね。

大阪に一度戻る前は兼務でIPOを担当していましたが、また東京に戻ってきてからはIPO専業ですからね。専務という立場もありましたが、主幹事選定の際のプレゼンにも私が行き、資料作成会議にも積極的に参加しながら、意見や指示を出していました。IPOに関しては、証券関係者の中には成績を上げにくく感じる方も多いのですが、私がIPO専属役員になり、法人としてIPOに力をいれたことで、IPO部門のステータスがぐんと上がったように思います。

専務という立場でありながら、あそこまでスタートアップ側に足を運んでいらっしゃったのは、丸尾さんならではだったかと思います。

お客さまの、会社を思う気持ちや夢を叶えるために、エクイティストーリーを作る際にも徹底的にお客さま目線で作るように意識していました。それを絵にしてマーケットに訴え、プロの投資家にも説明や納得してもらえるような勝負をしていく姿勢を取っていましたね。

バリュエーションの目線は、発行体側との乖離があるように思います。

もちろん、そういうことはあると思いますし、嘘をついたり、無理なことをやったりということは絶対にダメですよね。ただ、精一杯お客さまの目線に合わせて、私たちはマーケットのPERやPSRの倍率などを注視しつつ、ギリギリお客さまが許容してもらえるハイバリュエーションを目指していました。

本当にクライアント目線ですね。

幸いなことに、たくさんの出会いもありましたからね。大阪から帰って来たタイミングで上場したのが、ラクスル(株)や(株)メルカリで、実は最初の東京勤務時代にマンデートはいただいていたんです。

メルカリさんやラクスルさんも、当時はまだ「これから」という状態でした。

そうなんです。なので、今は名もない会社でも、5年後にはメルカリさんのようになっているかもしれない。そこが面白いところですよね。

丸尾さんが設立された、Major7thさんについてもお伺いしたいです。特徴やどのようなご支援をされているかなどお聞かせいただけたらと思います。

精神は全く変わらず「For Clients」です。

上場するために売上を伸ばしたい企業であったり、大企業に売り込みたいというような企業のお手伝いをしています。もちろんその反対もあって、スタートアップに近づきたいけど難しいのでお願いしたいという大企業から依頼もあったりします。そういった双方のお客さまの「橋渡し」をしているのが現状です。そういう意味では、大和証券時代にやってきたこととあまり変わりはないんです。特に上場関連のお仕事は、私にとっての「看板」なので、お客さまのご要望に対して動き続けることが私の存在意義だと思っています。

 熱い思いをお持ちですね。

大和証券時代、死に物狂いで仕事をしてきましたが、「愛と正義」というのが、私の哲学になっています。正しいことをしていれば必ず勝つんだという、「正義は勝つ」のようなことが個人的にはとても好きなんですよね。人間なので、お客様に対して不義理になっていないか心配な場面もあるんですよ。でも、そういった時には、必ず隠さず正直に伝えてみるということを意識してきました。

私は天才肌ではないので、時間をかけて、正直に真面目に、コツコツと仕事をしていこうと。それが、お客様のためになり、結果的にしっかりと報酬をいただくことにつながると。

そういった思いで会社に貢献していましたね。

「愛と正義」、今でも大切にされているのですね。

それが全てかもしれないです(笑)。

丸尾さんのバイタリティはどこからきているのでしょうか。一般的には、大企業で役員まで務められると、リタイアされてゆっくりしようと考える方も多いと思うのですが。

私は睡眠時間を削って遊ぶ宣言をしています(笑)。

バンドもやっているので、一晩中ロックギターを弾いて歌っていることもありますよ(笑)。

ただ、それも忙しい仕事の合間にやるから楽しいんですよ。バンドのメンバーだって、すごい顔ぶれですからね。

公私ともに本当に充実されていますよね。

それもポリシーです(笑)。

これまで丸尾さんはたくさんの会社を見てこられたと思います。その中で、企業価値向上が期待できる会社と、そうではない会社の違いについて、思うところがあれば、お聞かせいただきたいのですが。

私が思う成長できる会社というのは、「変わっていくことができる会社」だと思っています。

時代の変化に対して柔軟に対応できる会社ということですね。

はい。売上を伸ばしたり、利益を伸ばしたり、企業価値を上げたりしていくことは経営者のミッションなのですが、時代に合わせながら儲かるビジネスを(その会社のブランドを使って)やっていくというのが偉大な経営者だと思っています。どんどん世の中の流れを見ながら変わっていける会社ということですよね。

たしかにそうですね。

例えば、ソニー(株)は、時代にあわせて柔軟に変化をしてきているので、変わらずトップランナーとして走り続けていますよね。家電もそうですし、金融や映画、ゲーム、音楽など、ソニーのブランドを毀損せずに、常に新しい収益モデルを開発してきている。こういった企業カルチャーを醸成できているのが強さの根源だと感じています。

米アップル(Apple Inc.)も、スティーブ・ジョブズ氏が亡くなったあとも、成長し続けています。

持続的な成長には、柔軟な変化が必要ということですね。

カリスマといわれる創業者がいますが、そういったカリスマが退いたあとにも成長し続けられるかが大きな課題なのかなと思いますし、その時々で柔軟に変わっていける企業こそが本当の意味で強い企業だと思います。そして、それを支えていくのが、カルチャーの醸成なのだと思いますね。

有能な経営者クラスはそう簡単に出てくるわけではないので、後継者選びの際も自分の尺度を押し付けるのではなく、自分が「進化」して、そういう人を見いだせるようになるというのが理想だと思います。テーマはまさに「サステナブル」ですね。

成長途上の会社に関しては、いかがでしょうか。

例えばスタートアップで考えると、その企業のやろうとしていることがどれだけ世の中でニーズがあるのかが大事だと思っています。

ニッチな領域でやろうと考えているとします。とても良いモデルなんだけど、それだけでサステナブルにいけるのかということが重要ですよね。今はこれで良いとしても、変わっていくぞという気持ちが大切なんだと思います。

常に次を見てチャレンジしていくことが理想で、時代に応じて自分も会社も変わっていける、そういう組織や集団を作ることが大事だと思うのです。

ありがとうございます。ちなみに、ご支援先がエクイティストーリーを構築するにあたって、丸尾さんからアドバイスされていることは何かありますか。

上場すると経営者は十字架を背負ったも同然で、やはり気持ち的に焦りが出てきてしまいますよね。だからエクイティストーリーにまだまだ次の弾がたくさん残されているということを感じてもらう必要があるように思います。

仮にニッチな産業の場合は、それをやりきってしまった時に焦りが出てきてしまいます。そんな時でも、「残りの弾はこれくらいあるから、最終的にはここを目指します」というような、常に変化していこうとする姿勢があると、また印象は異なると思うんです。

経営者は、とてつもない夢に向かっていくと同時に、その強烈なポテンシャル(可能性)を投資家に感じさせなければなりません。だからこそ、エクイティストーリーも変化をしていくことが重要だと思っています。時代を見ながらどんどん変えていこうということですね。

経営側にCEOのみならず、優秀なCFOがいると、また強さが変わってくると思います。

それは本当に、その通りですね。

丸尾さんから見た理想のCFOとはどういう方でしょうか。

なんとなくですが、日本のCFOには、2つのタイプがあるように思います。

1つ目は、金融業界に精通していて、資金調達をリードしながら、時価総額を上げていくというタイプ。そしてもう1つは、BSやPLを経営者に分かりやすく理解してもらい、意見しながら、しっかりと守るところを守っていくといったタイプ。

それぞれ会社の状況によって適任者が変わってくるかもしれないですね。

まさにそうですね。

共通して大切だと感じられることはございますでしょうか。

CEOに対して、しっかりと意見具申ができることでしょうか。

たしかにそうかもしれないですね。

オーナー企業であれば、オーナーが目指している世界観の実現に向けて走り続けるということが前提ですが、道を外さないように意見をしていくことができるということは、とても重要だと思います。

それと、これはCFOではないですが、数字には強いけど自ら前に立つタイプではないというような管理部長も、実はとても大事だったりしますよね。

CFOに加えて、管理部長の重要性ということですね。

CFOと管理部長のベストミックスがあると、企業体としてはとても強いように思います。

CFO・管理部長というお話をいただきましたが、コーポレート部門について丸尾さんの中で理想形があればお聞きしたいです。

私の知り合いのCFOの方は、CFOをやっていて一番楽しいのは「部下が育ってくれることだ」と言っていました。経験の少なかったメンバーが、一人前になっていくのを見るのが楽しくて仕方がないとも言っていて、これもCFOとしての大事な仕事なんだと思いましたね。

管理部長もそうだと思います。コーポレート領域全体の要になって、組織を作って部下を育てると。そして、人事や総務も掌握することによって、管理部全体の長を成すということですね。

一般的にCFOや管理部長は、財務や経理のトップという認識だと思いますが、そうではなくて人事・総務も含めたトップをできる方が一番良いのではないかと思っています。

金融機関や監査法人出身の方がCFOとして組織をどんどん大きくする中で自身も学びながら成長する。その知見が企業内に広がっていくのがエコシステムなのではないかと考えています。

コーポレート領域のエコシステム、本当に重要ですよね。

とても重要だと思います。Widgeさんのように、それを支援する会社があって、どんどんエコシステムをまわしていけたら良いですよね。

弊社のことも出していただき、ありがとうございます。

上場会社には、管理部長や経営企画のご経験のある役員がいますが、なかなかそのご経験を活かしきれていないという方も多いですよね。ご本人もそのご経験を活かして活躍したいけど、なかなか厳しいと。そういう方は結構いらっしゃると思うので、そのエコシステムをまわしていくことは、とても社会意義の高いことだと、個人的にも思っています。

非常に参考になりました。本日は貴重なお話をいただき、誠にありがとうございました。

株式会社Major7th 代表取締役  丸尾 浩一氏1960年8月生まれ、大阪府出身。1984年、関西学院大学/法学部卒業。
同年に大和証券株式会社へ入社。同社では、執行役員、常務取締役を歴任し、2015年4月より6年間、専務取締役を務める。2021年4月からはエグゼクティブアドバイザーの職責を担う。長きに亘りIPO部門を牽引し、日本の名だたる成長企業の上場支援に貢献。
2022年に株式会社Major7thを設立、代表を務める。